Twilight Maple Brookでは、アイテムごとに素材の産地と縫製工場を公開しています。なぜそうしているかというと、産地を知ることで服の見方が変わると思っているからです。今回は、私たちがよく使う三つの産地について書きます。

三河(愛知県)のリネンと綿

三河は江戸時代から続く綿織物の産地です。「三河木綿」として知られ、丈夫で吸水性が高いのが特徴です。現在も愛知県内にいくつかの工場が残っており、リネン混紡生地の生産も行っています。TMBのリネンシャツに使っている生地は、この地域の工場から直接仕入れています。

播州(兵庫県)の先染め織物

播州織は兵庫県西脇市を中心とした産地で、先染め(糸を染めてから織る)の技術で知られています。色の深みと耐久性が特徴で、洗濯を繰り返しても色落ちしにくいです。TMBのコットントラウザーズに使っている平織りコットンは播州産です。

京都の染色

京都は染色の技術が集積している場所です。友禅染、絞り染め、草木染めなど、様々な技法が今も現役で使われています。TMBでは染色の工程だけを京都の染工房に依頼することがあります。縫製は別の工場で行い、染色だけを専門家に任せる分業の形です。

産地を知ることの意味

産地を知ると、服を選ぶときの基準が変わります。「どこで誰が作ったか」が分かると、価格の意味も変わります。高いから良い、安いから悪い、ではなく、この価格でこの工程が成立しているのかどうかを考えるようになります。それが服との付き合い方を変えると思っています。

TMBのアイテムページには、使用している素材の産地と縫製工場名を記載しています。気になることがあればメールでお気軽にどうぞ。できる限り詳しくお答えします。